IQの限界

「療育手帳を持っている子が、定型の子と同じ扱いを受けている。これって実は凄いことなんですよ」

これは先月、1月にメンタルクリニックに娘のカウンセリングに行ったときに、頂いたS先生のお言葉です。

娘の中学は、高校に保育科があって、短大の保育科も自動的に上がれるので、

「いま頑張ったら、短大までのんびりできるし保育士になれるよ。いま受験したほうが高校で受験するより楽だよ」

と、いいことをいっぱい言って、半ば強引に中高短大までエスカレーターの学校に入れました(^-^;

そして娘は、本当にのんびり、今の学校にいれば保育士になれると思い込んでしまいました(>_<)

だからといって、決してさぼるわけでもなく、勉強は頑張っているのですが、いかんせん

頑張っても頑張っても、頑張っても、テストの結果に反映しない・・・

家庭教師の先生からは「結果を出せずに申し訳ない、私はどうしたらいいでしょう?」といわれる始末。

仕方ありません、なぜなら先生は定型の子供のエキスパートで、発達障害児のエキスパートではないから、

気にしないでください。先生との勉強を本人は楽しんでいますから(^-^;

学校では三者面談で「高校にはとりあえず上がれますが、中学と違って1を取ったら落第ですよ」と言われ

進級面談で保育士になりたいと言ったら「じゃ、もっと勉強頑張らないと」と言われ・・・

頑張ってるんです!!でもこれが療育手帳を持っているという事なんですよ(◞‸◟)

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そこで、私はS先生に聞きました。

「この4年間でIQ上げてきましたが、やはりここらが限界ですかね?」

「先生、IQの伸びには限界ありますかね?」と

S先生の返答は

「そうですね。限界はあるとおもいます」でした(T_T)

そこからの冒頭の名言です

「でもお母さん、学校は定型の子と同じ扱いで話をしてるんですよね?」

「はい、入学の時、手帳みせてカミングアウトしましたがそんなことはなかったかのようにされてます」

「普通の子の6~7割しかできない、それが軽度知的障害。そもそも療育手帳を取得している子が

定型の子と同じ扱いで、先生に気付かれない。それ自体がすごいことなんです!!」

「そうですね。確かに気づかないうちに私は欲張ってハードルあげてました(@_@)本田先生の著書を読みなおします!!」

「今でも十分頑張ってるから、だめだった時のためにフリースクールに転校も考えときます!!」

と、1月もすっきりした気持ちでクリニックをあとにしましたヽ(^。^)ノ

2月はどんな名言をくださるか楽しみです。

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      市岡 晴美